第42代アメリカ合衆国大統領のビル・クリントンと世界的ベストセラー作家のジェイムズ・パタースンという二人の共著だそうです。これまでにこの人たちの著作を読んだことはありません。

ホワイトハウスの仕組みも、そこで働く人たちの役割も分かっていませんでした。またアメリカを取り巻く世界の国々が、この超大国にどう関わってきたのか、についてもよく分かっていませんでした。

それでも、元大統領がこんなスルリとサスペンスに富んだ作品を書けるものだな、と感心しました。いや、アメリカの元大統領だからこそ、こんな面白いものを書いたのでしょう。日本の元首相にはとても求められない傑作だと思います。