〝ギケイキ①〟は昨年読んだのですが、細かい部分は忘却の果てに沈んでしまったようです。

〝ギケイキ②〟も同じ調子で書かれているわけですが、町田氏の作品は八百余年の時を飛び越えて、

現代版の義経を描いています。義経が今生きていたら、確かにこんな風にしゃべっただろうな、こんな風に考えただろうな、と可笑しくもなり、納得もします。

 吉野の山で静が官憲に捕らわれてしまったところで②は終わっているので、必ず③は世に出されるのでしょう。早く出ないかな、と首を長くして待っているところです。