分厚い探偵小説です。

 ちあきなおみの〝喝采〟という歌が好きで、タイトルに惹かれて読みました。

 探偵はいいのですが、女主人公の姿が立ち上がってきません。

 名歌〝喝采〟が三か所くらいに登場しても、本文はどこかかけ離れているという

印象を拭い切れませんでした。